「たしかな野党」で安倍政権の暴走ストップを 共産党演説会に4000人
「参院選勝利・日本共産党大演説会」(主催・日本共産党京都府委員会)が25日、京都市左京区のみやこめっせで行われ、府内各地から4000人が参加。志位和夫委員長が貧困・格差問題、憲法改定問題の2つの参院選争点についてに縦横に語り、「『たしかな野党』、日本共産党の躍進で安倍政権の暴走をストップさせよう」と参院選での前進・勝利を訴えました。
志位氏は冒頭、「この京都から2つの勝利を」と全国650万票で井上さとし参院議員はじめ比例代表5候補、革新の伝統である京都選挙区で成宮まり子候補をそれぞれ勝利させてほしいと呼びかけました。参院選の争点については、貧困と格差が広がる中で、医療難民や介護難民など「棄民政治」ともいうべき事態が広がっていることを指摘し、「党の存在意義をかけて生存権を守り抜く」とのべ、税・社会保障・雇用の3分野での政策転換、国保料の引き下げや国としての子どもの医療費を就学前まで無料化するなど5つの緊急要求を提起しました。
憲法改定問題をめぐっては、侵略戦争を美化する「靖国派」が改憲推進の中心に座り、「美しい国」のルーツが戦前の日本の再建を目指す「日本会議」にあり、軍国主義復活のスローガンであることを告発。男女共学まで敵視する「靖国派」が握る安倍政権に痛打を与えるためにも日本共産党の議席を伸ばしてほしいと訴えました。
井上議員は、安倍政権について、「ハンドルは『右』にしかきれず、ブレーキもない」と暴走ぶりを指摘し、増税・格差拡大と戦争する国づくりをストップさせようと呼びかけ。成宮候補は、女性の参政権すらなかった戦前の日本を「美しい国」という安倍政権の姿勢を批判し、「子どもたちの未来のために憲法9条守る議席を取り戻したい」と力強く決意を訴えました。