「9条に集う 山科」(野々口泰代代表)は29日、京都市東山区の集酉楽(しゅうゆうらく)・サカタニで、市民運動家で「グローバルピースキャンペーン」発起人のきくちゆみさんを招き、憲法9条や平和について考える講演会を開きました。
 きくちさんは、約40人の参加者を前に、「あの9・11は世界平和への鍵を握っている」と題して話しました。同時多発テロで奇跡的に助かった清掃員が、「ビルに旅客機が衝突したと同時に地下でも爆発が起こった」と証言していることなどを紹介し、爆破は米国政府が仕組んだものではなかったのかとの疑問を提示。世界各地でこの真相を究明する国際会議が開かれていることを紹介し、「こういった取り組みが、世界から戦争をなくし平和につながると信じている」と述べました。
 また、アフガニスタン戦の時に若い米兵が、逃げ惑う市民をゲーム感覚で殺している戦闘の様子やブッシュ大統領を批判したアニメーションなどのDVDを上映しながら、戦争の愚かさを指摘。「日本人は原爆を投下されても、アメリカに報復しなかった。逆に戦争を放棄した日本国憲法9条を持っていることは世界に誇れるものです」と憲法9条の大切さを強調しました。
(酒谷佳子)