ノルウェーの男女平等と子育て学ぶ 城陽国際女性デー
2010城陽国際女性デーの集会が6日、城陽市の東部コミュニティセンターで開催され78人が参加。「ノルウェーの男女平等と子育て事情」と題する上掛利博府立大学教授の講演を聴きました。
「合唱団みなみ風」のうたごえで始まり、「歩いて行こう」、「エール」などを参加者で唱和しました。
上掛氏は、ノルウェーの『男女平等の国づくり』について、ビデオや分厚い資料を使って紹介。ノルウェーでの女性運動について「現状のままの社会を前提とした機会均等ではなく、社会そのものを男女とも住みやすく変革することを目標としたものであった」として、政治・経済・社会的制度の改善や労働政策と同時に、家庭での男性の家事・育児への参加を重要な政策として位置づけている(男性にも有給の育児休業を保障)と指摘しました。また、屋外活動を積極的に取り入れた保育や、閣僚等重要な役職も女性の比率が常に40%であることも紹介し、「制度を変えれば人々の考え方は変わる」と語りました。
参加者は「幸せな国とはどんな国なのかを考えさせられた」と話していました。(荘司蓉子)