エイズキャンドルパレード エイズで亡くなった人を追悼する「エイズキャンドルパレード」が15日行われ、70人が参加しました。主催はPLANET(HIVとともに生きる会)。
 パレードに先立って京都市役所前で行われた集会では、PLANETの小田切孝子代表が、政府発表で1日にHIVの新規感染者が4人出ているとの数字を上げ、「判明しているだけの数字で実際には何倍もの人が感染していると思われ、身近な病気となりつつある。HIVは特別な病気ではない。エイズを理解し、共に生きてほしい」とのべました。また、奈良エイズ資料館の稲葉美代子さん、PLANETスタッフでHIV感染者でもあるハンキーさんらがエイズ教育の実践や病気の実情などを語りました。
 祇園石段下までのパレードでは、各自がろうそくを手に静かに歩き、アピール。PLANETが事前に商店街に協力を呼び掛け、賛同を意味する赤いリボンがウィンドーに貼られている店が多数ありました。(写真=魚崎ジュン)

 プラネットは92年、「薬害エイズ」訴訟大阪原告団団長で京都在住だった故・石田吉明さんらで立ち上げたエイズ啓発活動団体。パレードは今年で18回目となります。