放射能から守る手立てを打って 「ママパパの会」が講演会
「放射能から子どもを守る京都ママ・パパの会」は28日、「放射能防御プロジェクト」で活動するジャーナリスト・木下黄太氏を招いた講演会を開き、約280人が参加しました。
木下氏は福島第1原発事故による放射能汚染地域の調査や影響などを報告。東北や関東地域の広い範囲に汚染が広がっているデータを示し、「健康被害が出ないと断言することはできない。私のところにもさまざまな健康被害が出ているという報告が寄せられています。行政は放射能被害から市民を守るためにあらゆる手立てを打つべき」と訴えました。
参加者から「食べている食品は安全なのか?」「どういった健康被害が出てくるのか?」などの質問が出され、木下氏が答えました。
二人の子どもを育てる女性(37)は、「まだまだ分からないことは多いですが、インターネットで調べていると本当に放射能汚染は不安。子どもを守るために国は責任を果たしてほしい」と述べました。