福原左和子&ジョン・海山・ネプチューンジョイントライブ 生田流筝曲家・福原左和子さんと都山流尺八奏者のジョン・海山・ネプチューンさんのジョイントライブが11月25日、東福寺塔頭・退耕庵(東山区)で開かれ、それぞれが東日本復興への願いを曲に託しました。
 「強い意志で生き抜いている被災者の人々の姿に心を打たれた」と語る福原さんは、国民のエネルギーで東北に明るい夜明けを迎えたいとの思いを込めて「デイブレイク」(沢井比河流作曲)を初演。アメリカでもチャリティーライブを行ったジョンさんは、古曲「鶴の巣ごもり」に鎮魂の思いを込めました。
 2人は、「春の海」や、民謡やインド音楽を織り交ぜた「扇花」、バッハなどの旋律を取り入れた「ウエスト ウインド」、変拍子を多用する「フットノーツ」などを披露。ジョンさんは、孟宗竹でアフリカの太鼓風に作り上げたウドゥブーやマラカスなどを使って会場を盛り上げました。聞きにきた尺八演奏家から「私たちにはとてもこんな音楽を作り上げる発想が出てこない」などの声があがっていました。