中村和雄さんとお話しする会 “わかちあいの社会へ・脱ワーキングプア”──「中村和雄さんと京都を変えよう! ふしみ・勝手連」は12月4日、伏見区深草の「喫茶 うずら」で「中村和雄さんとお話しする会」を行い、18人が参加しました。
 中村さんはパワーポイントも使い、「世界一幸せな国デンマークから学ぶ『非正規』をなくす方法」についてデンマークと日本の雇用、教育、社会保障の違いをくわしく紹介するとともに、京都市が政令指定都市のなかで一番非正規率が高い現状を打開するために、公契約条例の制定を強く訴えました。「『非正規』をなくす方法」(中村さんとの共著)の著者の脇田滋氏(龍谷大学教授)が「日本的非正規雇用と撤廃への課題」について報告。脇田氏は「10月に韓国のソウルで弁護士・市民運動家の朴元淳市長が誕生し、公約通り非正規の市職員の正規化を進めている。ソウル市長と中村さんとがだぶる。京都市もそうなることを期待している」と述べました。
 質疑・討論では「時給800円のパートで月収6万円。中村さんが市長になり、最賃引き上げ・時給千円を」(青年)などの要望や質問がだされ、中村さんはそれに一つひとつ丁寧にこたえるとともに、「非正規解消のために、まず京都市から非正規職員をなくしたい。今度こそ勝利させてほしい」と支援を訴えました(S)。