被災地復興と平和願いキャンドルパレード 伏見地区労
伏見地区労が呼びかけた「ふしみピースキャンドルウォーク」の行進が19日の日没後、行われました。
1年のいろいろな思いと来年への願いをピースキャンドルに託して、京阪中書島駅から中書島商店街、龍馬通商店街(写真)、納屋町商店街から大手筋商店街を経て京阪伏見桃山駅までのコースを色とりどりのキャンドルを灯して23人でパレードしました。
各商店街ではハンドマイクで「東日本被災地の復旧復興支援、脱原発、みんなの平和な暮らしを願ってピースキャンドルウォークしています。同じ思いの方、ご一緒にパレードに参加してください」と訴えながら歩きました。また、「厳しい仕事、貧困と格差、世界同時不況の中、人間らしく働きたい、地域経済と産業を担う中小企業を立て直してほしい」、「原発をなくし再生可能エネルギーに転換して安心して生活できる環境をつくってほしい」などと訴えました。
ウォークに参加した地元の法律事務所職員の三浦博志さんは「原発事故から9カ月もたったのにまだまだ収束していませんね。収束しているのなら野田さん白い服でなく普通の格好で1号機・2号機付近を散策してくださいよ。被災された方みんなが早く自宅に帰って生活できるときが収束と思います」と言い、京建労主婦の会の女性は「不況で仕事が減った大変な年だった。これから平和に生活が送れることを願っています。東日本の被災された人達が1日も早く安心して生活できるように願っています」と言い、東京での仕事をやめて先日から伏見の実家に帰っているという若い女性は「母にも勧められて来たんだけれど、やっぱり原発を早くなくしてほしい。(原発なくせば)電気が不足するなんていう言い方はおかしいんじゃないかと不審に思う。被災者のみなさんに大きな事はできませんが、私にも何かできればと思って参加しました」と応えていました。
各商店街では帰路を急ぐ買い物客らがウォークに注目していました。今年は大震災・原発事故と働く者にとって命と暮らしを破壊する最悪の事態、経済不況に失業、生活不安など市民の閉塞感がある中でのピースキャンドルウォークとなり、訴えは市民との共感とささやかではあるが人と人との絆をつくる取り組みとして注目されたと思います。(仲野良典)