家内安全と復興願う初詣 伏見稲荷大社
暖かな正月を迎えた京都地方の各寺社には大勢の初詣客が参拝し、今年1年の願いを込めました。例年三が日で270万が訪れる京都伏見区の稲荷大社では、拝殿正面に向かう拡張された新しい参道にあふれるばかりの参拝者。新装された拝殿では家内安全と商売繁盛の願いを込めて手を合わせたり、社務所で龍をあしらった絵馬を買い求めていました。また、千本鳥居の参道をくぐって頂上まで登る参拝者も多数いました。
名古屋市から訪れた若いカップルは「僕ら2人の幸せを願いました」とニコニコ顔で話しながらも「東日本大震災被災地の復興を願います」と心配そう。矢月の絵馬とおみくじを持った西京区に住む子連れ夫婦は「松尾さんの近くに住んでいますが、昔からここのお稲荷さんに来ています。1歳の子と小学4年生です。もちろん願いはこの子らが元気に育ってほしい、そしてホッとする家庭です。それとやっぱり東北の人たちが1日も早く立ち直ってほしいな」と語っていました。(仲野良典)