6・9行動 広島と長崎の原爆投下の日にちなんで京都教職員組合女性部や原水爆禁止京都協議会などが核兵器全面禁止のアピール署名を呼び掛けている「6・9行動」の今年初の取り組みが6日、京都市東山区の清水寺山門前で行われました。青空が広がり気温10度と暖かくなったこの日、新婦人や年金者組合、被爆者懇談会など7団体から35人が参加しました。
 「核兵器のない世界、平和な地球を作りましょう」「ヒロシマ、ナガサキ、フクシマを繰り返さないために署名にご協力を」との呼びかけに子ども連れの40代の女性や台湾からの若い観光客、着物姿の20代の女性らが次々と応じ、署名に列ができることも。ドイツ人のイルディス・メルトさん(19)は「ドイツは原発をやめました。とてもいいことです。日本は原発の数が世界2位で、こんなにあるとは驚きました。仙台の友人から津波の被害を受けた写真を見せてもらい、ショックでした。日本は美しい国です。今、日本人は変わるチャンス、がんばってクリーンなエネルギーへ転換させてほしい」と話していました。
 京教組女性部の「6・9行動」は42年目で、今回が1067回目となりました。24年間署名行動に参加している退職教職員の俊正とし子さん(72)は、「若い方が積極的に署名して下さりうれしいですね。3・11以降、原発の恐ろしさが身にしみました。核兵器とともに命を脅かすもの。原発ノーの声を大きくしていきたい」と語っていました。
 約1時間の行動で263人の署名が集まりました。