「京都会館の保存願う」アピールに307人賛同
京都市が進める京都会館(左京区岡崎)の建て替え計画に反対し、「会館の保存をねがうアピール」の呼びかけ人28氏は6日、大林宣彦さんや篠田正浩さんら映画監督をはじめ研究者・文化人ら307人の賛同者(3日現在)を発表しました。
呼びかけ(2011年8月)は、映画監督の山田洋次さんをはじめ元滋賀大学長の宮本憲一・大阪市立大名誉教授らが行ったもの。
賛同者は、神山征二郎、崔洋一、鈴木清順、高橋伴明、降旗康男の各氏ら28人の映画監督、西村幸夫・東京大学教授、俳優の近藤正臣、嵐圭史、元・国立市長の上原公子の各氏らが名前を連ねています。
「アピール」は、京都会館について、日本近代建築の巨匠・前川國男氏の代表作であり、「日本の昭和戦後のモダニズム建築のなかでももっとも重要な作品」と指摘し、「市民に親しまれてきた文化の殿堂として後世に伝えていくための世論を広くおこしていただくよう心から訴えます」と呼びかけています。