おばけパレード 節分の夜に老若男女が扮装する風習「おばけ」を現代に復活させた、おばけパレードが4日、京都三条会商店街(京都市中京区)で行われ、大学生ら約100人が練り歩きました。
 年齢や性別を飛び越えて異装する「おばけ」の面白さを知ってもらおうと京都精華大学人文学部教授の真下美弥子さん(京都学)が提唱したもので、同大学生らでつくる「精華おばけ会」が主催し、今年で3回目。
 この日は、巫女に扮した男性や新選組隊士姿の女性をはじめ、アンパンマン着ぐるみ、アニメキャラのコスプレなど多彩に扮装した大学生や中京女性会のメンバーら約100人が参加。800メートルある商店街の中を阿波おどりの曲や中京音頭にあわせて踊りながら歩きました。
 「生徒会長」の金文字が入った学ラン姿で元気よくパレードの先頭を歩いた上田製菓本舗店主の上田昇さん(63)は、「50年前にタイムスリップしたつもりで歩きました。恥ずかしかったですが、楽しかったです」と話していました。