「提言」、懇談会に期待(5) 京都中央卸売市場内とりしまブロイラー代表者 本間辰彦さん
日本共産党が2月7日発表した「消費税大増税ストップ!社会保障充実、財政危機打開の提言」と同党の志位和夫委員長を迎えて開く「日本と京都の暮らしと経済を語り合う懇談会」(7日13時、ウェスティン都ホテル京都)への各界の期待の声を紹介します。
道理ある提言に賛成
飲食店への鶏肉の卸を中心に仕事をしています。商売は今までになく、大変です。
昨年、鶏インフルエンザの発生で、鶏肉の大生産地、宮崎、鹿児島が相次いで大打撃を受けました。そのため、関西に鶏肉が入ってこない、手に入っても通常の3割り増しの高値が続きました。不景気に加えて二重の痛手です。
14年間、この商売をしていますが、昨年末、初めて、資金繰りのための制度融資を利用しました。どこの経営も、同じだと思います。そんな時に増税などとんでもありません。
共産党の「提言」に賛成です。もうけている大企業や富裕層から、税金を取るのとあわせて、国民の所得を増やして、景気を上向きにして税収を上げていくいく、この提案に賛成です。
政府や国会の議論は、税金を取るべきところはたくさんあるのに、公務員の給料を目の敵にするだけ。若い人は派遣や契約社員が圧倒的で、しかも安い給料。これもほったらかし。これでは、景気は上向いて行かないです。
「提言」の道理ある提案は、多くの国民、庶民から合意が得られるものだと思います。(「週刊しんぶん京都民報」2012年4月1日付掲載)