京都府・市は再稼働に反対を 北上原発ゼロネットが申し入れ
北海道・泊原発3号機が5日に定期点検で停止し、国内すべての原発がとまったもと、京都市の北区・上京区で脱原発の運動を広げる「北上原発ゼロネット」は9日、京都府と京都市に対して福井県・大飯原発3、4号機の再稼働に反対するよう求める申し入れを行いました。
申し入れでは、関西電力や政府がすすめる再稼働について「電力不足を理由にした、安全抜きの再稼働強行は許せません」と批判。山田啓二府知事が再稼働に慎重な態度を表明し、牧野経済産業副大臣や原子力安全・保安院、資源エネルギー庁の説明にも「説明は不十分」と述べていることを評価し、「再稼働の中止を国に求める」ことを求めています。
また市に対しては、門川大作市長が「(再稼働を)必要最低限の範囲で行う」「(大阪市提案の)今すぐ原発を廃止する内容にはのれない」と述べていることを批判。「原発に最も近い政令市の市長である門川市長が、再稼働は認めないという立場に立つと同時に、再稼働の中止を政府と関西電力に求める」ことを求めています。
申し入れには日本共産党から、府へは浜田良之、迫祐仁両府議、市へは井坂博文、玉本なるみ、蔵田共子の各市議が参加しました。