「なかえ路」創刊３０周年を祝う　京北中江町の手書き新聞

　京都市右京区京北中江町の住民が手書きで発行する、ユニークな新聞「なかえ路」の創刊30周年を記念するつどいが９日、同町の公民館で開かれました。町民ら50人が参加し、町民の力で継続してきた新聞の歴史を祝いました。
　同新聞（Ｂ4判、４ページ、月刊）は、住民の絆をモットーに、運動会など地域の行事や町民の近況を知らせる記事とともに、住民の寄稿でつくられています。昨年、日本機関紙協会が主催する機関紙コンクールで最優秀賞を受賞するなど、数多くの賞を受賞しています。
　つどいでは、村山一幸・町会長が「町民みんなの新聞。これからも中江の歴史を刻んでほしい」とあいさつ。前編集長の岩本清さんが「編集委員を務めた町民は約40人。編集委員は、記事を書き、校正、見出しつけから印刷、配布までやっています。よく頑張ってくれました。町民のみなさんもこれに応えて、寄稿してもらったことで、30年間続けることができました。地域の宝となるよう、引き続き頑張っていきたい」と話しました。