再稼働断念を求め関電京都支店に申し入れ　宗教者４団体

　京都の宗教者４団体は14日、京都市下京区の関西電力京都支店を訪れ、大飯原発３、４号機の再稼働断念を求めて申し入れました。
　４団体は、京都宗教者平和協議会、世界の平和を求める京都宗教者連絡会、日蓮聖人門下・京都立正平和の会、京滋キリスト者平和の会。
　４団体連名の申し入れ文では、福島原発の原因究明が未だ明白でなく、原発安全対策も「暫定的」に過ぎないと指摘。宗教者として各自の信仰に基づいて、大飯原発の所有者である関西電力に再稼働の自重を求めるとしています。その上で、大飯原発再稼働と原発推進政策をきっぱりと断念し、自然エネルギー開発へ電力企業として力を注いでほしいと求めています。
　京都宗教者平和協議会を代表して申し入れに参加した宮城泰年・同協議会理事長は、「原発が安全というのは、企業の理論と政治的判断です。これはエネルギーの問題ではなく大切な生命がかかった問題です。例え安全が保障されても核廃棄物を生む原発と別れなければいけません」と話しています。