共産党・志位委員長「増税、原発再稼働許すな。総選挙で躍進を」 演説会に3000人
日本共産党京都府委員会は16日、京都市左京区のみやこめっせで志位和夫委員長を招いた大演説会を開き、3000人が参加しました。
志位氏は、原発再稼働や消費税増税など国民の思いを無視して暴走する民主党政権を強く批判。日本社会の展望を示した同党の「提言」(消費税大増税ストップ! 社会保障充実、財政危機打開の提言)を詳しく解説し、総選挙での勝利・躍進を訴えました。
志位氏は、民主党政権が大飯原発3、4号機の再稼働を決定したことについて、「昨晩は1万1000人が首相官邸を包囲して怒りの抗議行動を行いました。安全対策を取らないままの再稼働は、『原発安全神話』の最悪の形での復活。再稼働やめよの声を大きくあげよう」と語り、原発ゼロへの決断を行い、自然エネルギー大国の日本に転換するよう訴えました。
民主、自民、公明の3党が消費税増税関連法案に合意したことについて、「民主党はマニフェストをすべて投げ捨て、消費税増税に突き進んでいる。国会の議席では増税推進が大半ですが、国民の多数は増税反対です。私たちは国民の暮らしと経済をどん底に突き落とす消費税増税に絶対に反対です」と強調。消費税増税せずに、財界・大企業優先の政治を改め経済・暮らしを立て直す「提言」を詳しく解説し、「私たちは、『国民が主人公』の新しい日本をつくる展望を示し、共同を広げています。今度の総選挙は民主連合政府をつくる大きな一歩とするため、『日本の夜明けは京都から』と、必ず躍進しようではありませんか」と訴えました。
こくた恵二(衆院比例代表近畿ブロック、京都1区)、はら俊史(2区)、石村かず子(3区)、吉田幸一(4区)、吉田さゆみ(5区)、かみじょう亮一(6区)の各候補が登壇し、総選挙勝利への決意を訴えました。