シリーズ・発言 増税許せぬ(12)京都府建築工業協同組合理事長 藤本高信さん
国民の声に耳貸して
民主党には建設業界として以前から「消費税増税をやめてほしい」と要請してきました。それに答えないまま、自民、公明との協議で増税を決めてしまった。私たちは多くの雇用を抱えています。その私たちの声に耳を貸さなくてよいのか。
消費税増税となれば、業界には大きな打撃となります。増税前には、駆け込み需要こそ少しあるかもしれませんが、増税後は一切仕事がなくなるでしょう。私たちの仕事がなくなることは、建設業界ならびに日本の基礎を崩すことになるのではないでしょうか。
さらに、消費税増税とともに社会保障の改革も行うとしていましたが、自民党との合意でこれを棚上げしました。目的を棚上げしてしまっては問題でしょう。政府にはこうした私たちの声を聞かないやり方をあらためてほしいですね。(「週刊しんぶん京都民報」2012年6月24日付掲載)