京都農協争議共闘会議 京都農協(当時)の同労組に対する違法な組合つぶしや組合委員長への解雇などの不当労働行為をめぐる争議について、支援の輪を広げようと17日、亀岡市内で共闘会議の結成集会が行われました。労組やさまざまな団体から60人以上が参加しました。
 京都農協は旧京都丹後農協を吸収合併する際(2004年)に、当時の中川泰宏京都農協会長(現農協京都中央会会長、前衆院議員)を中心に京都丹後農協労組(現、京都農協労組)の組合員へ脱退を強要し、団交拒否を繰り返しました。また、このたたかいの中で京都農協労組の石岡則弘委員長を不当解雇(2011年)するなど、不当労働行為を続けています。
 結成集会で呼びかけ人の渡辺信夫立命館大学講師は、「中川会長は裁判を長引かせ、労組の弱体化を狙っている。農協から労働組合がなくなれば農協の民主化や京都の労働運動を非常に後退させる。だからこそ大きな支援をお願いしたい」と訴えました。
 石岡委員長は、「政府のTPP推進に全国の農協が反対しているもと、中川会長はTPPに反対せず、推進しようとすらしている。農家のための農協にするべく、たたかいに勝利し、労働組合を守りたい」と決意を語りました。
 集会では府民的な支援を呼びかける「共闘会議」とともに、全国的な支援を呼びかける「支援する会」も結成されました。