年金下がって介護保険料値上げ 年金者組合伏見支部
憲法25条「生存権保障」にちなんで京都年金者組合は、毎月25日を府下一斉行動日として街頭宣伝などに取り組んでいます。
民主党野田政府が自公との密室談合で決めた「消費税増税と社会保障大改悪」は高齢者の生活と権利を根底から破壊するものとして大きな反対の運動が起こっています。加えて、先週には各市町村から郵送されてきた「介護保険料納入通知書」の保険料が大幅に引き上げられた怒りも加わりました。保険料の大幅アップにたいして「京都・介護保険不服審査請求に取り組む会」のメンバーとして年金者組合も全力を上げて介護保険の抜本改善に取り組んでいます。
25日、伏見支部は炎天下に初めて訪れた向島地域の2つのスーパー前での宣伝と署名行動に取り組みました。副支部長の佐藤和夫さんはマイクを握って、消費税増税は無年金者や低額年金生活者が一番こたえる税金であり、社会保障費はどんどん削る一方で大型事業には莫大なお金を使う政策で、増税は社会保障のためでなく、反対に社会保障そのものをつぶすなにものでもないと強調。さらに「先日介護保険料決定通知がおくられてきたけれど、この春に私たちの年金が引き下げられたのにどうして介護保険料を上げるのか! どうしても納得いかない」と矛盾だらけの介護保険制度を厳しく糾弾しました。最低保障年金制度確立、国保料引き下げ、消費税増税反対や脱原発などを訴えた支部独自のチラシを配布し、ほとんどの人がチラシを受け取り、たくさんの買い物客が署名にも応じていました。
汗びっしょりでの訴えに、署名した人からは「暑いけれど頑張ってくださいね」と声がかかったり、「そんないい会だったら、私も参加します」と年金者組合にその場で加入もする人もありました。(仲野良典)