陶器まつり 7日から10日までの4日間、京都夏の風物詩の一つになった大陶器市「陶器まつり」が、五条大橋東側から東大路までの五条通り南北の歩道露店や店舗で開催されています。同祭は清水焼の窯元や小売店などでつくる陶器祭運営協議会が主催し清水焼を中心に有田、九谷、瀬戸、信楽焼など各地から約400店が出店する全国一の焼き物市です。発祥は大正時代に六道珍皇寺など東山界隈の寺院の精霊迎えに参拝した大勢の人達をあてこんで出店されたとのことです。今では期間中に浴衣コンテストや同地域にある陶器神社と親しまれている若宮八幡宮大祭みこし巡行や陶器祭陶婚式、京の七夕笹飾り、納涼灯籠なども行われてとても賑わう4日間です。
 静岡から訪れた夫婦は、「お皿やカップまがいの陶器を買いました。これから北側のお店も見ていきます。レジ袋には約1万5000円分ぐらいかな」とにこにこ顔です。また早朝横浜から今年で3回連続できたという二人連れの女性は「横浜の地元にはないおもしろい、珍しい焼き物がいろいろあって楽しい。このレジ袋には可愛いお茶碗とお皿など。そうですね、もう3万円ぐらい使っちゃったかな? 家には焼き物がいっぱいあるのにネ…」と笑顔で話します。
 連日午前9時から午後10時まで開催。問い合わせ先は陶器祭運営協議会TEL075・541・1192。(仲野良典)