京都会館工事中止を求める緊急シンポ 京都市が進める京都会館の建て替え計画で、同館第1ホールの解体工事が9月上旬に予定されるもと、工事中止を求める緊急シンポジウムが26日、京都市左京区の市国際交流会館で開かれました。
 主催したのは、建築家や研究者でつくる「京都会館を大切にする会」と「京都会館再整備をじっくり考える会」。
 松隈洋・京都工芸繊維大学教授は、「建築界の内外から、市の建て替え計画の修正を求める声が相次いでいる」と強調し、「京都会館を重要文化財として修復、再生せることが必要」と訴えました。
 音楽評論家の日下部吉彦氏は「市は建て替えで、世界的レベルのオペラを招くとしているが、その水準のオペラが来日するのは年1回しかない」と指摘し、市民や利用者不在の建て替え計画を批判しました。