地域で回数重ねアピールを 「ふしみ原発ゼロ」デモ
10回目となる「ふしみ原発ゼロ」パレードが15日夕、伏見区役所から大手筋商店街周辺で行われ、50人が集まりました。東京や神奈川、愛知、石川の各都県からツイッターで声を掛け合って参加した人もいました。
手作りのちょうちんやプラカードを手に「電気は足りてる」「再稼働撤回」などとシュプレフコールを上げながらアピール。商店街では携帯電話で写真を撮る人や拍手や声援を送る人もいました。
金沢市から子ども2人と来た柏樹隆氏さん(48)は「連休なのでキャンプも兼ねて車で来ました。金沢でも11回、アピール行動に参加しています。京都では住宅街や商店街を歩くデモがあるんですね。いいですね、こんな風に身近な所で回数を重ねていくことが大事だと思います」と話していました。
首相官邸前行動で毎週、「怒りのドラム隊」で太鼓をたたいている村上ダミアン勝さん(46)はツイッターで知りバスで京都入り。「結構注目してくれてよかった。とにかく続けることが大事だから、お互いに頑張りましょう」とデモ参加者にエールを送りました。
愛知県からバイクで来た宮井留志さん(48)は義足での参加です。コールを先導し、「原発なくそうと訴え続けていけば必ず変わる」と呼びかけました。
全国の反原発のデモの映像を撮り、公開している映像ディレクターの秋山理央さん(28)は、133回目の撮影。「身近に安心して参加できるデモがいいと思います。私はデモを文化的に芸術的に高めた映像として公開することで運動を応援したい。人の心を動かす質の高い映像を提供していきたい」と話していました。