放射能は見えない暴力 右京ゼロネットがつどい
京都市の「右京原発ゼロネットワーク」は13日、中京区のいきいき市民活動センターでドキュメンタリー映画『チェルノブイリ・ハート』の上映と。「京都反原発めだかの学校」の佐伯昌和さんによる講演「放射能は私たちの暮らしにどんなかかわりがあるのでしょう」を行い、30人が参加しました。
佐伯氏は、「放射能は見えない暴力」とのべ、野菜や肉、魚などを通じて胎内に入り込む内部被ばく、放射能をまき散らされ除染不可能の下で生活せざるを得ない市民の外部被ばくの恐ろしさを語りました。生活圏を奪われた人々は「全体被ばくではないか。国はいったいどうしてくれるのか」と述べました。
参加者からは「買い物に行って、野菜など産地はどうして選んだらいいのか」など日ごろの悩みが出され、佐伯氏が「基本は地産地消。名古屋から西のものはほぼ大丈夫」など具体的に答えました。「今まで知りたかったことがよく分かった」「知れば知るほど恐ろしい実態、脱原発へ真剣に頑張る」などの感想が寄せられました。
映画上映では、「チェルノブイリの事故後16年経ても被ばく被害が続いている。残酷な症状の子どもたちの姿は涙なしでは見られません。彼らの症状がそのまま日本の子どもたちの数年後と重なる」「今すぐ原発ゼロへ」などの声も出されました。(山﨑依子)