「即時原発ゼロ提言」で質疑 共産党・笠井講演会に280人
日本共産党京都府委員会(渡辺和俊委員長)は10日、笠井亮衆院議員(党原発・エネルギー問題対策委員会責任者)を迎えて「提言『即時原発ゼロ実現』を語る」講演会を京都市上京区のKBS京都ホールで開き、市民ら280人が参加しました。
笠井氏は、「提言」を詳しく解説・報告しながら、「即時原発ゼロは必要と同時に、再生エネルギーへ転換すれば十分可能だ。この政治決断こそ求められている」と力説。年内・年明けの解散・総選挙の可能性が濃厚になる中、「国政選挙で初めて、原発の是非が争点になる。国会で原発ゼロを掲げているのは日本共産党だけだ」と述べ、「運動と力を合わせて即時原発ゼロを実現したい」と訴えました。
参加者からの「共産党は国会の中で少数。提言を実現できるのか」の質問に、「国会の数だけではなく、新聞『赤旗』や地方議員、党支部が草の根で運動を切り開いていることを見てほしい。『提言』で共感を広げながら、総選挙で議席を倍増させたい」と答えました。
大飯原発差止訴訟の呼びかけ人で聖護院門跡門主の宮城泰年さん、NPO法人コンシューマーズ京都理事長の原強さんが連帯のあいさつをし、「提言は原発ゼロを求める運動の後押しになる」と激励の言葉を述べました。