日本共産党の総選挙躍進を期待します(10)日本電産シンポの雇い止めとたたかう・岡田敏晴さん
4日公示され、16日投開票に向けて激しくたたかわれている総選挙。60年間続いた「自民党型政治」を断ち切り、本物の改革に踏み出し、「国民が主人公の新しい日本を」と訴える日本共産党に期待が高まっています。各界各層の声を紹介します。
電機リストラやめよ
電機・情報業界で13万人ものリストラが強行されています。金属機械メーカー「日本電産シンポ」による不当な雇い止めとたたかう者として、大リストラは絶対に許せません。総選挙で「雇用を守れ」と訴える日本共産党に期待しています。
私は、同社で42年間働き、60歳の定年後も再雇用を求めましたが、会社側は拒否しました。再雇用を認めないのは高齢者雇用安定法の趣旨に違反するとして、一昨年に京都地裁に提訴し、たたかっています。
旧「シンポ工業」が97年に日本電産グループに買収されてから、過大なノルマやパワハラ、賃金カットや早期退職募集など、次々と「経営改善」が図られ、働く環境は悪化しました。自ら退職する社員も増え、職人のような技術者は激減しました。社員を育てず、目先の利益だけを追っていては将来の展望が見えません。これは日本の電機・情報業界全体で起こっている問題だと思います。
日本共産党の言うように、不当な大リストラを止めさせ、すべての人が安心して働ける環境をつくることが、企業や日本経済全体を発展させる道です。この問題を唯一訴える日本共産党の躍進を願っています。(「週刊しんぶん京都民報」2012年12月9日付掲載)