4日公示され、16日投開票に向けて激しくたたかわれている総選挙。60年間続いた「自民党型政治」を断ち切り、本物の改革に踏み出し、「国民が主人公の新しい日本を」と訴える日本共産党に期待が高まっています。各界各層の声を紹介します。

「即時ゼロ」託せる党

 今度の総選挙は福島原発事故を受けて、日本の原発をどうするかを決める大事な選挙だと考えています。
 私は、大飯原発が再稼働した7月からツイッター上で、原発なくせの思いを全国の人たちと一緒に短歌に綴る「連歌デモ」を始めました。最初の3週間で1000首が集まり、現在約5000首に上っています。予想以上の反応でした。最初の2000首は歌集にして発表しました。被災した福島県の人を含めて投稿者のみなさんは、「再稼働反対」だけに収まりきれない深い思いを日本語らしい繊細な、多彩な言葉にのせて発信しています。
 選挙直前になって、「卒原発」を掲げる新党(日本未来の党)ができて、はじめは期待もあったのですが、中身をよく見ると、再稼働容認であったり、本当に原発をなくしていくのかあいまいなところがあると感じます。政党が乱立し、脱原発をめぐっていろんな言い方をしていますが、「即時原発ゼロ」を主張しているのは日本共産党だけだと知りました。共産党に、私の即時ゼロの願いを託したいと思います。(「週刊しんぶん京都民報」2012年12月16日付掲載)