京都から新しい政治切り開こう 参院選勝利集会に2400人
参院選躍進・勝利へ元気よく踏み出そう――日本共産党京都府委員会は8日夜、京都市左京区のみやこめっせでスタート集会「日本の新しい政治めざす集い」を開き、府内全域から2400人が参加。比例代表候補の井上哲士参院議員、倉林明子京都選挙区候補が決意と同党の躍進を訴えました。
井上議員は、衆院で3分の2を占める安倍政権のもとでの国会論戦について、「憲法、消費税、原発、TPPいずれも国民多数の思いに反している。恐れず正面から巨大与党に切り込み、政治の根本的転換に挑もう」と強調。危険な改憲連合に抗する「防波堤」、デフレ不況脱却の確かな道を示す「変革者」、国民とともにたたかう「共同」という日本共産党の役割を縦横に語り、「今度こそ一人ひとりが語り手となって、政治を変える輪を広げ、新しい政治を切り開こう」と呼びかけました。
倉林候補は、「府議、京都市議として18年間、弱いものいじめを絶対に許さないを信条にしてきました。安倍政権が進める社会保障切り捨て、消費税増税、こんな弱いものいじめの政治を許すわけにいかない。定数2の京都選挙区を必ず勝ち抜きます」と力強く表明しました。
集いでは、井上、倉林両氏の魅力を知ってもらおうと、生い立ちや人柄、政治家を志した原点などを映像と家族の証言を交えて楽しく紹介。国会から駆けつけた穀田恵二衆院議員が「井上さんは野田前政権を追い込んだ参院問責決議可決の立役者であり、国会論戦のエースで4番バッター。倉林さんは国民の苦難軽減という共産党立党の精神を体現している政治家。意気高く参院選に立ち向かおう」と訴えました。
保津川遊船企業組合代表理事の工藤正さんが登壇し、「消費税が増税されれば観光業は真っ先に打撃を受ける。増税中止を心からお願いしたい。庶民の痛みが分かる政治家を国政に送り出したい」と訴えたほか、原発なくそうと街頭行動に取り組む子育てママの岡崎絢子さんが原発問題で日本共産党躍進への期待を語りました。東日本大震災の被災地支援に取り組むダンスグループ「踊りなはぁれ」がダンスを披露しました。
同党の演説会に初めて参加した男子大学生(20)は、「政府や電力会社がなぜ原発推進に固執するのかが分かり、『原発反対』の主張に確信が持てた」と語り、就職活動中の男子大学生(21)は、「アベノミクスでは経済が良くならないと分かった。国民の目線で雇用や暮らしを良くする政治にしてほしい」と話していました。