伏見ふれあいユニオン 伏見ふれあいユニオンの2013年の定期総会と団結餅つき会が3日、同区内で開催されました。
 総会では、京都総評の尾崎立治事務局次長が「大手電気会社の不当解雇が広がる中で、地域ユニオンが先進的な役割を果たしています。アベノミクスの中身は大半が大型公共事業で国民や働く者は後回しの補正予算。また、企業は内部留保がたまる一方で年間収入が200万円以下の労働者は1千万人を超え、5人に1人となりました。賃金の1万円アップは内部留保の僅か0.2%でできます。引き続き春闘で要求していきたい。その中で、地域労組がいかに地域の働く者への支援をしていくのか、地域の働く人たちをどう組織していくのか、大きな役割が求められる」と地域に深く結びついた伏見ふれあいユニオンのさらなる発展を期待し激励しました。
 香川裕一地区労事務局長が1年間の活動報告と2013年の闘いについて提案。「239人で本日の総会を迎えることができた。6月までに250人、来年までに300人の組合員を目指そう」と訴えました。報告では、月1回のティータイムを事務所外で取り組んだことや映画鑑賞補助、2回の東北支援物産展など「実行委員会や地域のみなさんの協力で大きく成功した」と述べました。映画鑑賞補助支給は139人が利用し、総評の研究学習会や網の目平和行進、大学生を対象にした「就職ガイダンス」や春秋の地域総行動など他団体との協力企画や全厚生不当解雇の闘いの支援などの取り組みも紹介。新年度からは「ふれあいユニオンカード」でのポイント商品(作業所生産物)にカード割引店を設定することやマンモグラフィ受診者への補助などの実施、伏見名水写真展や名水コーヒーの企画などが提案されました。
 総会終了後、恒例となった団結餅つきには地元の方など延べ80人が参加しました。ゲストで京大ジャグリングクラブによる大道芸が披露され、通行人や子どもたちに喜ばれました。子どもたちも餅をついたり、できたてホヤホヤのお餅に下ろし大根、黄粉、自家製餡、砂糖醤油などを付けてほおばっていました。(仲野良典)