学生と住民が一緒にまちづくり 東山・粟田学区でシンポ開催
京都市東山区粟田学区のまちづくりを学生と住民が一緒に考えるシンポジウムが16日、同学区の元白川小学校で開かれ、約40人が参加しました。
京都大学人間・環境学研究科環境構成論研究室の学生・院生有志が主催。学生らは「まち×Labo」(まちらぼ)(10日付既報)を結成し、同学区住民と地域を流れる白川を生かしたまちづくりを進めてきました。
パネラーは、まちらぼの井上彩織さん、同学区に住む赤崎盛久・市民大学教授、大野慶子・地域政策学博士、安田茂夫・粟田自治連合会会長らが務めました。
井上さんは、まちらぼの活動を報告しながら「粟田学区は高齢化が進む地域。地元パワーに若い力が加わることで、魅力あふれるまちづくりを進めていきたい」と発言。赤崎氏は、地域住民が目指す白川沿道を遊歩道にする活動を報告し、「白川を市民が楽しめる場にしたい」と訴えました。
大野氏は「住民と学生が一緒に進めるまちづくりに期待したい。一過性でなく、長く継続していくことが大事だ」と強調。安田氏は「今日のシンポジウムを契機に、より良いまちづくりを目指していきたい」と述べました。