ギャラリーシムラ　紬（つむぎ）織の人間国宝で染織作家の志村ふくみさん（88）と長女で染織家の洋子さん（63）による作品などを展示・販売する「ギャラリーフクミシムラ」が４日、京都市左京区岡崎にオープンしました。和装小物だけでなく、オーガニックコットンを植物染めにした柔らかな風合いのストールやショール、オリジナルの袱紗（ふくさ）や額装、絵はがきなどが常時、展示されています。
　ふくみさんと洋子さんが４月16日に開いた染色学校「アルスシムラ」の一角に開かれたもので、志村さんの作品が常時展示されるのは初めてとなります。
　洋子さんは「着物をもっとカジュアルに楽しんでもらえるような提案もしたいし、いろんな分野の作家とのコラボも考えたい。ここが文化の発信地となる、そんな夢も描いていきたい」と話しています。
　ギャラリーでは季節ごとの着物展や、木版画家らの個展も予定されています。月曜休廊。問い合わせ先ＴＥＬ０７５・７４６・３３０３／ＦＡＸ０７５・７４６・３３０４。

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