京都に米軍基地はいらない 府民の会が宣伝
京丹後市経ヶ岬に米軍専用レーダー基地はいらない!と20日、雨の中、京都市中京区の三条河原町で「京都に米軍基地いらない府民の会」が基地設置の撤回を訴える宣伝と署名に取り組み、14人が参加しました。
各団体のメンバーがリレートーク。京都平和委員会の戸田昌基理事長は、アメリカを攻撃するミサイルを迎撃し、核搭載可能な弾道ミサイルで反撃するという核戦略の「目」となる最前線基地は攻撃目標となるリスクが高いことや電磁波の健康への影響などの問題を指摘。「日本にアメリカの基地はいらない。住民の暮らしと自然を守るため、米軍基地の設置を撤回させよう」と呼びかけました。
京都共同センターの辻昌秀事務局長は、全国132カ所に米軍基地が置かれ、沖縄を中心に「基地撤去」の運動が進んでいることを強調。「沖縄や青森のような米兵による被害を許してはいけない。京都に133番目の基地はいらない」と訴えました。
日本共産党の河井葉子京都市議も参加しました。
署名した仙台市からの被災者の女性(25)は、「びっくりです。どうして京都に核戦略の最前線基地がつくられるんですか。絶対にやめて欲しい。丹後はよく家族で遊びに行きます。きれいな海岸線が壊されたり、電磁波で漁ができなくなるなんて絶対に許せない。早く多くの人に知らせたい」と署名を持ちかえりました。