ないものから金取るな!! 若者らのデモに注目
学費は高い、消費税重い、電気代値上げ、金、金、金のこんな世の中生きて行けません!――ゾンビに扮装した若者らが30日、京都市役所から四条烏丸、河原町四条、河原町御池まで1周する「無いとこから金とるな」デモを行い、60人が参加しました。昨年5月から3回目。ドラムやトランペットなどの楽器を先頭にしたにぎやかなデモ隊に、市民の中には笑う人や驚いた表情で見る人など注目を集め、盛んに写真を撮っていました。
デモ出発前の集会では、主宰者の1人小野力さん(27)が「学生が中心ですが新しい人も増えています。今の世の中このままでいいと思っている人は少ない。少しでも社会を変えるため1歩でも前に進もう」と呼びかけました。
デモでは、「生きづらい世の中を変えよう。生きるしかばね・ゾンビは早く人間になりた~い」「ないものから金取るな」「原発もオスプレイもいらない」などとコールを響かせました。
沿道から見ていた女性は「面白いデモやね。金ないもんから取ったらあかんて、ほんまにその通りや」と拍手。チラシを見て参加した中京区の久住呂博信さん(49)は親子4人で参加。「すごい注目ですね」と太鼓を連打していました。大学の研究生で初参加の戸口太功耶さん(24)は「研究生は奨学金も受けられないんです。本当に無いものから金を取る政治は変えようよ」と話していました。