平和バザー 京建労伏見支部「主婦の会」は4日、「第16回平和バザー&東日本大震災支援バザー&戦争展」を伏見区内の支部事務所で開催しました。原水禁世界大会への代表派遣費用づくりとともに地域に平和の大切さを伝えるため、毎年取り組まれているものです。昨年に引き続き今年も東日本大震災被災者への支援と連帯も訴え、現地物産の直販も行われました。
 事務所2階の広間では、原発も核兵器もない平和な世界の実現に向けて被団協提供の大型パネルや支部の大先輩であった故・壽見新太郎(スミシンタロウ)さんが所蔵し、支部に寄贈した、戦争当時の戦争当時の貴重な写真や絵はがき、戦争体験記などの冊子も展示され、訪れた人が見入っていました。
 普段は駐車場の広場に特設のテントが張られた会場では、大バザーが開かれ、大勢の人が訪れました。また、焼き肉や串焼き、かき氷や地元農産物や米でつくったパン、お菓子などの販売のほか、歌声ミニコンサートコーナーでの合唱、スマートボール、輪投げなどのコーナーもあり、家族連れで賑わいました。
 主催した伏見支部主婦の会の上見恵美子会長は、「参院選挙後1週間、超スピードの準備でようやく開催にこぎ着けました。それでもバザーの方は良い品物もたくさん寄せられ、盛況でした」と笑顔。今年は伏見支部主婦の会から長崎大会に3人、本部主婦から2人、個人で1人の計6人が参加を予定しています。「私もその1人です。広島、長崎、ビキニと福島と日本は4回も核の犠牲になっています。さらに京都の丹後にXバンドという米軍基地が作られようとしています。原爆被災から68年の気持ちをしっかり受けとめ、京都での活動に取り組んでいきたい」と決意を語りました。
 会場では日本共産党3区代表の石村和子さんがバザー販売を援助し、西野さち子京都市議も駆けつけて激励しました。(仲野良典)