保育所運営は京丹後市の責任で 保育所を考える集い
保育所の統廃合・民間委託計画が持ち上がっている京丹後市で19日、京丹後市職員労働組合主催の「丹後の保育を考える集い」が開かれ、同市職労(小谷和広委員長)は、住民の討論を呼びかけました。
同計画は、06年度から5カ年の予定で、現在の29保育所1分園の市立保育所を23保育所に統廃合し、さらに2保育所を民間に移管するというもの。6月25日発行の「きょうたんごおしらせ版」で明らかにされました。
同市峰山総合福祉センターで開かれた集いには70人が参加。保育所の民営化計画を反対運動でストップし、直営で継続している静岡県御殿場市の保育士・芹澤美貴代さんが講演。芹澤さんは、民営化をストップさせた経験と直営での保育の内容について報告するとともに、保育所民間移管の問題点と自治体の責務について話しました。
同労組の小谷委員長は、「より良い保育は、子どもや地域の実情を最優先に考えるべきであり、保育所の運営は市が責任を持って行うべき」と訴えました。