伝えようふるさとを ♪戦争への電磁波でなく岬がきり立つ丹後から届けよう平和へのうたごえを―米軍レーダー基地はいらないという住民の心情を込めた歌「伝えようふるさとを」が国際反戦デーの10月21日に完成しました。
 歌詞は「いくさの気配を消し去ろう孫やひ孫と、たずさえるもの」、「戦争への駆け引きでなく(略)丹後から通い合う友好の架け橋を」と平和なまちを守る決意を、丹後の美しい風景とともに織り込んでいます。
 作詞は中国東北部(旧「満州」)で生まれた安保破棄京都実行委員会事務局長の田中三郎さん(68)。京丹後市長と知事が基地建設容認の発言をした(9月19日)のを受けて、「誰もが反対の気持ちを表現できるものが欲しい」と思い立ちました。住民説明会などで聞いた声を中心に、やわらかい表現でまとめました。
 作曲は宮津市栗田に疎開し、その後高校卒業まで過ごした京都ひまわり合唱団指揮者の山本忠生さん(74)です。
 田中さんは「歴史的にお上に逆らえない風土の根強い丹後。デモや集会で『米軍基地反対』と訴えるのは勇気がいるが、歌なら表現しやすい。丹後の人たちに歌って、広げてもらいたい」と話しています。
伝えようふるさとを(音源)
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