乙訓革新懇学習会 乙訓革新懇は22日、長岡京市中央公民館で学習講演会を開き60人が参加しました。
 講師は村山晃弁護士。村山氏は「この法律をなぜ急いで作るのか。この法律がなかったことで、日本の『安全』にどんな支障があったのか、具体的な説明は何らない」と指摘。「戦争をするためには、準備の段階から『秘密』は不可欠。私たちは、『軍機保護法』『治安維持法』のもと『大本営発表』で事実をゆがめられ、国ぐるみで戦争を強いられた歴史を絶対に忘れない」と強調しました。
 法案の柱について、第1は「何が秘密になるのか、それは秘密。秘密の解除は場合によれば永遠になる」、第2は「『適正評価』という恐ろしい思想調査」で「秘密」のレッテルを貼ったものを取り扱うものは、全部、家族も含めて丸ごと調査される、第3は重罰と市民の処罰であり、「秘密」を扱うものは10年以下の懲役で、「違法」に「秘密」を取得した市民も、10年以下の懲役になり、「違法」に「秘密」を取得しようと企て、あるいは、共謀し、あるいは、教唆・扇動した市民も処罰される、と説明しました。
 そして、慎重審議を求める声は世論の6割を超え、この力で法案の絶対阻止をと訴え。「この法案の射程距離は、憲法改悪反対、TPP反対、原発反対などにも及んでいる。これらのたたかいと共同しながら取り組みを強めよう」と呼びかけました。
 参加者からは、「わかればわかるほど恐ろしい法律。いまが山場、周囲に語りかけ、集会や宣伝行動に参加します。ステッカーをつくって貼りめぐらそう」などの感想が寄せられました。(梅林)