京都弁護士会秘密保護法反対パレード 京都弁護士会(藤井正大会長)は29日、参院で審議入りした秘密保護法案の廃案を訴えようと京都市内でパレードを行い、同会所属弁護士約100人を含む市民ら250人が参加。「私たちの知る権利を守ろう」「不当な情報隠しは許さない」とアピールしました。
 弁護士会館前での出発式では同会秘密保全法制対策本部長の藤井会長が「全国の反対運動が国会を大きく揺らしている。『秘密保護法許さない』の声を国会に届けよう」と訴え。「京都弁護士会」のタスキを掛けた参加者らは、「私たちの知る権利を脅かす秘密保護法制定に反対します」と書いた横断幕を掲げて丸太町通、烏丸通、御池通を歩き「強行採決を許さない」「秘密保護法反対」の声を響かせました。
 対策本部本部長代行の中村利雄弁護士は、「情報管理をめぐって国会や司法も手が出せないほど行政を肥大化させる点を危惧している。市民生活にも必ず影響を及ぼす。担当大臣が答弁できないような欠陥法であり、廃案しかない」と話していました。
 京都弁護士会は28日、同法案の衆院採決に抗議し、廃案を求める会長声明を発表しています。