知事選へ全力 宇治市政要求懇談会
日本共産党宇治市議団(水谷修団長)は11月27日、宇治市産業会館で「市政要求懇談会」を開催しました。
水谷修団長があいさつにたち、衆議院での秘密保護法案の強行採決など暴走する安倍内閣への国民の反撃が急速に広がっていると、街頭宣伝での市民の反応などを紹介しました。消費税増税への批判の声も広がるもとで、4月の京都府知事選、府会補欠選挙での府民市民要求実現へ向けて全力で取り組む決意を述べました。
前窪義由紀府議が府政についての報告し、台風18号被害対策での取り組みの紹介や、河川改修や特別支援学校増設のなど府政に課題について説明しました。また、環境評価もせず、京丹後市へのXバンドレーダー基地設置の容認をするなど、国追随の知事の姿勢を批判しました。
また9月市議会や決算特別委員会の報告があり、台風18号による天ヶ瀬ダムの大量放流と宇治川決壊の危険事態、突然の避難指示による住民の避難問題、また介護や医療の改悪による市民生活への影響などの議論を紹介しました。
参加者からは、宇治川決壊の危険がある1500トン放流は見直すべきだ、いざというとき、住民はどのように避難すればよいのかしっかりとした避難計画・防災計画を立ててほしいなど、災害への備えについての意見が続きました。党議員団は、宇治川堤防の強化、排水設備の充実や、防災計画の見直しなどを求めていると説明しました。
そのほか、太閤堤跡整備計画で観光客は増えるのか疑問だとの意見や、バス問題での新提案で地元自治会が困惑しているとの意見、また、繰り返し被災した地域住民への支援策、中小業者への年末特別支援策、子どもの命を守る学校教育環境の充実、市民への情報発信の充実など、暮らしや安全についての切実な要望が出されました。