派遣の仕事ばかりで不安 京田辺で尾崎さん福島からの避難者らと懇談
知事予定候補の尾崎望さんと京田辺市の住民との懇談会が15日、開かれました。
2011年3月の福島第一原発事故で福島県や関東地方から京田辺市へ自主避難してきた住民との懇談。2年以上にわたる避難生活の中での様々な悩みや行政への要望などを尾崎さんに率直に語りました。
高校生の子どもを持つ母親は「避難してきて3年近くになる。家族別々に住んでいると、経済的にかなり無理している。生活支援をしてほしい。私も仕事を探しているけど、1カ月とか3カ月単位の派遣労働の繰り返しで、それも若い人が優先されたりして、仕事を見つけるのが大変。派遣の仕事ばかりで不安定。派遣労働の制度自体を見直してほしい」と話しました。
尾崎望は「日本社会全体の問題と、自主避難者の抱える問題がかぶっていますね」とうなずきながらメモをとり、熱心に話を聞きました。
その後は、府営田辺団地の自治会の方々と懇談。府営団地での暮らしのことが話題になり、参加者から住民みんなが明るく元気に暮らせるように、京都府ももっと団地政策を豊かに発展させてほしいと訴え、そのための色んなアイディアも出されました。
尾崎さんは「今日聞かせていただいた話を大いに参考にさせてもらって、私も政策を練り上げていきたい。そしてそれを実現するためにもみなさんの運動としっかり力をあわせてがんばります」と力強く答えていました。
懇談には、日本共産党京田辺市議団の青木こうじろう、岡本亮一、増富理津子、各議員も参加しました。(A)