共闘の要と架け橋に 革新・山科の会が学習交流会
革新・山科の会は17日、日本共産党京都府東地区委員会と共催で、「革新懇運動、共同を広げる課題についての学習・交流会」を同区内で開催しました。
谷口昇代表世話人が先の京都府知事選挙の結果を受けて、地域でどのような活動が求められているのか、この学習交流会で深めたいとあいさつ。日本共産党京都府委員会の金森亨書記長が講演、革新懇運動の現状や課題について詳しく話しました。
金森氏は、「本日「『一点共闘』と政治を変える共同の発展をめざす懇談会」(国会内)が開催され、秘密保護法廃止、原発ゼロ、TPP参加反対、米軍基地ノーなど各方面で悪政を包囲する「一点共闘」が発展し、首長選挙でも新しい共同が前進している。今こそ日本の政治そのものを 変える統―戦線を発展させる大仕事に挑戦する時期だ」と指摘。「第26回党大会」と「2013全国交流会 IN 大阪」を通じて、先の京都府知事選の結果から見えてくることは、「自共対決」時代の本格的なはじまりのもとでの選挙であり、同時に多くの有権者が「棄権」する状況の選挙だったと述べ、「有権者は政治への怒りや切実な要求を持ちながら『模索』し、政治を変える展望を切実に求めている。それに応える日本共産党や民主的組織の拡大・発展の切実性」を強調しました。
そして、革新懇運動・統一戦線の発展に向け、「一点共闘」に誠実に力をつくすとともに、「一点共闘」の広がりの中で、革新懇の2つの重要な役割、(1)互いに連帯し大きな流れになる上で『要』の役割(2)「一点共闘」が国政を変える統―戦線に発展していく「架け橋」としての役割の重要性─を指摘。革新懇の前進方向として(1)要求、関心事を大切に、多彩な運動を通じて多数派を結集する(2)世話人会議の成功と賛同団体の力の発揮(3)「要」「架け橋」にふさわしい事務局体制の確立─などを提起しました。
講演後、地域や各分野の現状、課題、今後の取り組みの方向性などについて交流。参加者は「今日の講演を聞いて、課題や取り組みの方向性がクリアになってきた。自分の担当分野で具体化を図りたい」と話していました。(野原考喜)