原発ゼロをめざす京都ネットワーク 「原発ゼロをめざす京都ネットワーク」は21日、京都府知事に対し、関西電力・高浜原発をはじめ、すべての原発再稼働に反対するよう求める新しい署名を広げようと「新署名スタート集会」を京都市内で開きました。
 自由法曹団京都支部の大河原壽貴弁護士が開会あいさつ。高浜原発の再稼働(3、4号機)が進められようとする中、「自治体ぐるみで再稼働を許さない運動を新署名を通じて行おう」と呼びかけました。
 市川章人さんが「高浜原発再稼働と避難計画」と題して講演。避難計画について、30キロ圏内の舞鶴市などを例に、避難用バスが十分に確保されていないことや避難に長時間を要する点、被ばくを前提とした計画になっていることなどを示し、迅速で安全な避難は実現できないと指摘。「逃げるべきは住民でなく原発、廃炉こそ最大の安全対策」と訴えました。
 京都総評の梶川憲事務局長が報告と運動提起。高浜原発の再稼働をめぐり、避難対策に数多くの課題が残されるとともに、高浜原発1、2号機の運転延長という新たな課題が生じるもとで、関西広域連合が国と関電に対し、「再稼働を容認できる環境にない」と申し入れを行ったことを紹介。「この立場を後退させないためにも緊急の取り組みとして新署名を広げよう」と訴えました。