伏見ロックアクション 秘密保護法廃止をめざし活動している「ロックアクションin伏見」が6日、伏見区の西大手筋商店街でリレースピーチ、ビラ配布と署名活動を行いました。昨年1月から毎月行動し、14回目。21人が特製のプラスターやプラカードを手にチラシを配布しながら、リレートークしました。毎回スピーチメンバーを変えて、所属団体や個人の立場から市民に訴えるユニークな取り組みです。往来する市民に好評で、立ち止まって聞き入る人や保護法廃止署名に応じる人も目立ちました。
 マイクを握った岡田計男さん(ふしみ原発パレードの会)は「みなさん、今いっしょに考えてみましょう。『イスラム国』の犠牲になった湯川さんや後藤さん。痛ましい事件に日本政府はどういう救出方法をとったのかと質問をしても、安倍首相は『特定秘密保護法の対象だ』として私たち国民に真相を明らかにしません。一部のメディアによって政府に文句を言うこと自体がおかしいという風潮が生まれています。検証すらできない。政府のやることに口出すなと言わんばかりではないでしょうか!」と厳しく批判しました。
 桃山ピースアクションの汐崎啓子さんは「『戦争は嫌だ』『戦争に繋がる秘密保護法は今すぐ廃止してほしい』『何とかして日本を海外で戦える国にしようともくろんでいる安倍内閣はお引き取り願いたい』という思いを発言できるこのような場が伏見にあることを大変心強く思います」と述べました。また、安倍首相が「テロには屈しない。自衛隊を派遣して日本人を救出できるように」とこの機を最大限利用しようとの動きに対し、「武力によって止めどもない暴力の連鎖に日本を引きずり込もうとしている」と糾弾しました。
 9条の会醍醐・日本キリスト教団醍醐教会の矢島哲夫さん、伏見シルバー9条の会の山本和夫さん、日本共産党の山根智史さん、京都南法律事務所の弁護士井関佳法さんらが保護法廃止を訴えました。また日本共産党の上原ゆみ子前府会議員も参加しました。(仲野良典)