笠木透、高石ともや、が熱唱 ピースナインコンサート
シンガーソングライターの笠木透、高石ともや出演の「憲法九条を守り平和を愛する心でつくる―2006京都ピースナインコンサート」(同実行委員会主催)が5日、京都市左京区の京都教育文化センターで行われ、300人を超える参加者で熱気に包まれました。
最初に、笠木透と雑花塾が戦争放棄を歌った「あの日の授業」や「ピースナイン」などを熱唱。続いて高石氏が、本来のギター1本の弾き語りスタイルで、「大統領殿」や「もずが枯木で」など、ベトナム反戦運動で歌われたフォークソングを披露しました。また、高石さんは、ジョン・レノンの「イマジン」を他国語訳を許された世界でただ1人の歌手で、ともや「イマジン」をしっとりと歌い上げました。
2人のジョイントステージでは、笠木氏が憲法への思いやフォークソングで行動に加わる意義、人生を語り、高石氏は大版の用紙9枚に筆書きしたテーマをもとに語り歌いました。エンディングは、高石氏の代表作の1つの京都をイメージした「街」でステージと会場は一体に。感動と共感を与えたコンサートとなりました。
参加者からは、「『戦争を知らない子どもたちパートII』を聞いて感動で涙が出そうになった」(男子高生)、「反戦、平和、フォークソングの原点を感じた。小さな集りでも出演して欲しい」(40代女性)などの声が寄せられました。(三宅誠孝)