不祥事の土台に隠ぺい体質 京都市議会交通水道委審議
京都市の犯罪・不祥事問題で、交通水道委員会の集中審議が25日行われ、日本共産党は「犯罪・不祥事の土台にもの言えぬ職場、局の隠蔽(いんぺい)体質がある」と厳しく指摘しました。28日午前10時からは本会議場で、桝本市長が出席する連合審査会市長総括質疑が行われます。
この日の質疑では、交通局と上下水道局について審議。山中渡議員は、改造銃所持で送検された上下水道局職員は職場ではよく知られた存在であったにもかかわらず、注意すれば暴力を振るわれるとものが言えない職場の実態があったことを追及。藤井佐富議員は、市バスの嘱託運転手が長期免停で退職後に、再び交通局に採用されていた問題を暴露しました。
また、赤阪仁議員は、上下水道局の服務調査で職員の職場離脱が発覚したにもかかわらず、所属長が調査結果を改ざんしていた問題を明らかにし、「これでは不祥事の体質は直らない」と批判しました。北山忠生議員は、「松ケ崎浄水場での建物不法占有事件が不祥事として認識されていないことは問題」とただしました。