特別措置法制定を求む 中国残留孤児
中国「残留」日本人孤児国家賠償訴請求京都訴訟の原告の意見陳述が3日、京都地裁で行われました。
意見陳述に立った男性(66)は、40年、京都市で生まれ、44年、一家で「満州開拓団」に参加し、中国大陸に渡りました。日本の敗戦で父は、ソ連によるシベリアに抑留、母は、病死して生き別れとなり中国人によって育てられました。
意見陳述で男性は「日本政府は孤児に対して、早期帰国のための環境をつくってくれなかったため、私たちは言語障害者となりました。勤務時間が短く年金も少なく、老後の生活が保障されていません。政府が特別措置法を制定してくれることを期待します」と訴えました。