京都国立博物館(京都市東山区)は17日から11月26日まで、特別展覧会「みやこの意匠と技―京焼」を開催します。
 京焼誕生から現在までの変遷を9つの時代に分けてたどるもので、近年の京都市街地の再開発にともなう事前発掘調査で出土した野々村仁清以前の作品や、同館が約10年間にわたる近畿の社寺調査で確認した作品(1500点以上)なども展示されます。
 1200円(前売1000円)、高大生800円(600円)、小中生400円(300円)。


 同展にあわせシンポジウム、講座も予定されています(入場券が必要)。
 【国際シンポジウム】「京焼へのまなざし」11月11日午後1時(要申し込み)。
 【土曜講座】▽「尾形乾山の絵画についてー乾山焼との関係をめぐって」(21日)中部義隆・大和文華館学芸部次長▽「京焼の茶陶」(28日)赤沼多佳・三井記念美術館参事▽「京焼の萌芽ー軟質施釉陶器について」(11月4日)永田信一・京都市考古資料館前館長▽「光琳・乾山のデザイン」(同18日)内田篤呉・MOA美術館学芸部長▽「尾形乾山著『陶工必要』を読む」(同25日)尾野善裕・京都国立博物館主任研究員)=いずれも午後1時半から。
 同博物館TEL075・525・2473(テレホンサービス)。