「教育基本法絶対守らねば」と決意 伏見で父母・教師ら「語る会」
子どもと教育・文化を守る伏見連絡会が主催する「子育てと教育を語るつどい」パート2が7日、伏見区の呉竹文化センターで開催されました。今回は3000万署名のスタート集会で8月下旬に5会場一斉に行われたつどいにつづくものです。第1部は全体会で『大きなカブ』や『花さき山』など大型絵本など4本の絵本を元教師の石村和子さんらによる語りきかせ。参加者一同楽しく聴きました。そして、教基法をめぐる情勢や高校の現況などが特別報告されました。
第2部は、参加者全員の発言を保障するために10人ぐらいが一輪になって数班に分かれての班討論会が行われ、小・中・高校・養護の先生と子育て真っ最中の保護者や元教師など、それぞれの立場から率直に意見交換しました。特に教育が現場先生方の論議よりもトップダウンで強いられている実態や公立と私学の格差、公立高校での学校間格差も進学実績で評価されたり、応募者がたくさんありながら極端に縮小される定時制、人格形成より就労実績優先の障害児教育の問題など深刻な事態が報告されました。
そしてこの上に教育基本法が改悪されれば一層こうした事態に拍車がかけられると危機感が出され、一人一人の子どもたちの「人格の完成」をうたう教育基本法を、絶対守らなければという決意が出されました。(仲野良典)