全教障教部近畿ブロック主催の「障害児学級&学校学習交流集会」が14日、京都市の本能寺会館で開催され、近畿2府4県から約300人が参加し、現状や実践報告や悩みを出し合い交流を深めました。
 京都府立高教組障害児教育部長の金子佳弘さんが地元を代表して挨拶し、憲法26条の「すべて国民は…能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利」という観点からすべての子どもたちの発達を障害に対応した保障の教育が必要であり、この対極である弱肉強食の「納税する障害者」づくりは教基法改悪を目指し、障害児を切り捨てていこうとしているのではと訴えました。
 全体会での基調報告は梶川憲京教組書記長から「教育基本法改悪のねらいはこれ! ~法案を必ず廃案に~」と題して、安倍首相の超右翼的な国家主義の本質、教基法改悪のねらいと憲法改悪との関連について改めて整理しわかりやすく解明するとともに、緊迫した情勢報告がありより幅広く父母・国民と固く手を結めば廃案させることができると提起し、確認しました。この後、「障害児学級の実践」や「盲・ろう学校と時別支援教育」など8つの分科会に別れての実践報告や討論、交流がされました。
 15日は全体会で「映像が語るアメリカの真実……今こそ憲法9条を輝かそう」と題してきくちゆみ氏が記念講演を行いました。全体会での分科会報告と教基法改悪反対の闘いと新春1月6・7・8日に京都市で開催される第6回全国障害児学級&学校「学習交流集会」を1200名規模で成功させようと訴えがありました。(仲野良典)