カメルーン社会を描いた2作品上映 監督とトークも
国際的に高い評価を受けたアフリカ・カメルーン映画「ガラスの値段」「告白」の上映会が11日、京都市下京区のひと・まち交流館で行なわれます。同上映会には、2作品を監督したシリル・マッソ氏が招かれ講演します。
「ガラスの値段」(26分)は、わずかな金銭を稼ぐためにゴミ集積場でガラス破片集めの労働に従事する女性たちのドキュメンタリー。「告白」(85分)は、貧しさから麻薬の密売に手を染めていく高校生を描いたフィクションです。
シリル監督は、71年生まれ。フランスで映画製作を学んだ後、99年カメルーンでプロダクションを設立。数多くのドキュメンタリー、フィクション映画をつくってきました。
同企画を主催するのは、アフリカの文化を知ってもらおう目的で運営している「アフリカン・レンズ」で、京都大学アジアアフリカ研究研究科研修員(映像人類学者)として96年から、カメルーン共和国で調査・撮影をしている分藤大翼氏が運営しています。
両作品とも日本語字幕付。18時30分から「ガラスの値段」、19時25分から「告白」。1000円。定員180人。問い合わせ先=アフリカン・レンズ(担当・分藤)メール:bundo@jambo.africa.kyoto-u.ac.jp